顔のシミに効果的な成分は?

顔のシミはできてしまったら勝手に消える事はないので、基本的には美白化粧品を使ったケアが必要になってきます。
美白スキンケア化粧品を選ぶときには、どのような美白成分や美容成分が配合さてているのかをチェックし得たい効果によっても選び方を変えてみると良いのではないでしょうか。
一番欲しい効果のある成分を配合した化粧品を選びたいですよね。
・今あるシミを薄くしたい、消したい。
・今はないけど、これからできるかもしれないシミを予防したい。
など、美白スキンケア化粧品を使いたいと思うキッカケはたくさんあります。
美白スキンケア化粧品の中には厚生労働省の認可を受けている医薬部外品もありますし安心して使用でき、効果も期待できます。
医薬部外品として厚生労働省から認可を受けている美白スキンケア化粧品というのは、臨床実験が行なわれ、その化粧品の効果が実証されているということですから、厚生労働省の認可がある美白成分を配合した化粧品なら確実に効果を得られるということなのではないでしょうか。
選ぶ際のひとつの基準として覚えておくと良いでしょう。
ただ、勘違いして欲しくないのは「医薬部外品」だということです。
医薬品とは違い「誰にでも」効果があるわけではないのです。
臨床実験で効果は認められています、確実に効果がある化粧品です。ただし、全ての人の肌に効果があるということではないのです。肌に合い、十分に効果を実感することができる人もいます。
肌に合わず、刺激や炎症を与えてしまうこともあります。使用してみて、少しでも肌に合わないようであれば使用を中止するようにしましょう。
【メラニン色素の生成を抑制することのできる成分】
◆厚生労働省が認可している成分
・ビタミンC誘導体(配合されている化粧品も多くなっています。)
・アルブチン(最近、注目されている成分です。)
・プラセンタエキス(人気の高い成分です。)
・コウジ酸
・エラグ酸
・ルシノール
・リノール酸
・4MSK(あまり聞きなれない成分ですよね。)
・マグノリグナン
ビタミンC誘導体は、メラニン色素を還元してくれる成分でもあります。美白といえばアルブチンも有名なので効いたことがある人も多いでしょう。今ある顔のシミを消すのであれば、最低でも上記の成分のどれかが入っていないと効果がありません。
もしくは上記には載っていませんが、以下でも紹介するハイドロキノンですね。今現在最も今あるシミを消す効果が高い成分です。強力なので副作用が心配ですが、化粧品に配合している物であれば濃度が低いので安心して利用する事ができます。
効果の高い美白成分を知ろう!
【ビタミンC誘導体】
ビタミンCは、化粧品に配合することがとても難しい成分なんです。
化粧品に配合することでビタミンCが壊れてしまう可能性が高いからです。
ビタミンCが壊れてしまうのを防ぎ、安定化させたものがビタミンC誘導体です。
カラダの中で酵素反応することでビタミンCへと変化します。
メラニン色素が生成されることを阻害する効果や、メラニン色素の還元作用があることで、美白に効果的だとされています。
ひとつだけ注意点を挙げるとするなばら、ビタミンC誘導体を使用することでの肌の「乾燥」です。ビタミンC誘導体は刺激がとても強いことで肌を乾燥させてしまうんです。
ビタミンC誘導体を配合した化粧品を選ぶ際には、保湿成分もしっかり配合されている化粧品を選ぶのがオススメです。

【アルブチン】
人気の高い成分ですよね。
アルブチンを配合した化粧品も多く販売されるようになっています。
アルブチンは、ウワウルシやコケモモ、梨などに含まれている植物由来の成分なんです。
メラニン色素の生成を抑制する効果があります。
アルブチンにはαアルブチンとβアルブチンの2種類があります。アルブチンはハイドロキノンに上記の植物成分やブドウ糖などを結合させた成分になっています。ハイドロキノンそのままだと作用が強いので効果を弱くするために他の成分と結合して作られてたというわけです。
美白効果的には
ハイドロキノン⇒αアルブチン⇒βアルブチン
といった形になっています。簡単に言うとβアルブチンより10倍も作用があるのがαアルブチンでそれよりもさらに凄い美白効果があるのがハイドロキノンといった感じです。
【プラセンタエキス】
プラセンタもよく知られている人気の高い成分ですよね。
動物の胎盤から抽出されている成分です。
肌の新陳代謝を活発化したり、血行を促進する効果があり、新しい肌を作るために役立ちます。
新陳代謝が活発であればシミを早く改善することができるんです。

【ハイドロキノン】
シミに効果的だとして注目され始めている成分です。
シミを薄くする効果とメラニン色素の還元作用に大きな期待が寄せられています。
「肌の漂白剤」と呼ばれるほどの優れた効果を持っています。あのマイケルジャクソンさんは本当は黒人だったのに白人のように白い肌になったのは高濃度なハイドロキノンを使っていたからです。
ただ、刺激がとても強いという特徴があります。
そのため、以前は医療機関でのみ処方されていました。
最近では化粧品にもハイドロキノンを配合することができるようになったのですが、濃度が低いものを選ぶのがオススメです。高濃度であると白班などの肌トラブルを引き起こす可能性がありますので、使用前にはパッチテストを行ないましょう。
基本的に化粧品に入っているハイドロキノンは濃度が低いので副作用の心配はほとんどありません。
できたシミを消すハイドロキノンとは?
ハイドロキノンの効果によって、シミの原因となってしまうメラニン色素の生成を抑制することができます。
また、メラニン色素を生成する元になっているメラノサイトという細胞そのものを減少させることのできる効果もあります。
ハイドロキノンは、ずっと昔から皮膚科で採用され続けているんです。皮膚科で処方してもらうことができるだけではなく、市販されているものの中にもハイドロキノンは配合されています。
美白スキンケア化粧品というと、ビタミンCやプラセンタを配合した化粧品が人気なのですが、ハイドロキノンの美白効果は、ビタミンCやプラセンタよりも優れています。
ビタミンCやプラセンタの美白成分よりも、ハイドロキノンには、10倍から100倍もの美白効果が期待できると言われているんです。
10倍でもすごいですけど、100倍となると凄すぎて恐ろしいレベルですよね。
それだけ美白効果に優れているということなんです。

ビタミンCやプラセンタを摂取することでシミができることを予防することができます。
ハイドロキノンも同じようにシミができることを予防することができるのですが、予防することだけではなく、肌に沈着してしまったメラニン色素にまで効果があることで、シミへの絶大な効果が期待されているのです。

ハイドロキノンは、日本ではまだあまり知られていない成分ですよね。
美容業界では知られているのですが
一般的にはまだまだ浸透できていないようです。
アメリカでは、シミの治療薬として化粧品に配合されていますし
美白成分といえばハイドロキノンというほど主流な成分なんです。
日本でも少しずつ口コミで広がり話題にもなっています。
しかし、日本では医師が管理した上での使用のみ許可されていたので、美白スキンケア化粧品にハイドロキノンを配合することができなかったのです。
2001年に薬事法の規制が緩和されたことにより、日本でも化粧品にハイドロキノンを配合することが認められるようになりました。アンプルール化粧品やビーグレンなどに、このハイドロキノンが配合されて販売されています。
化粧品の場合は濃度がそれほど高くないので副作用的な問題はほぼないですが、効果の強いハイドロキノンなので、使用する際には、用法や用量をしっかりと守って使用するようにしましょう。